(^_-)-☆インドネシアの押出成形3 [押出成形]

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 スパイラルチューブ、コイリングチューブ、コルゲートチューブ、窓付きの配線ダクト、のの字、縦割りチューブ、勿論グロメット、エッジング、6や66ナイロンチューブ、ウレタンチューブ、丸棒、板などの素材などは、インドネシアで作られていない。しかし、グロドックへ行けば殆ど台湾からの輸入で揃っている。塩ビのサッシや木目調の製品も出来ないが、グロドックにもない、インドネシアでは全く需要が無いのでしょうね。
 原料が手に入りにくく、価格も高い物は無いと考えていい。12ナイロンチューブを細々とやっている会社があるが、其れだけで、のびる可能性は全くない。むしろ、それを使う目的が12ナイロンでなくてもいい場所で、日本からの図面がそうなっているので使っているだけで、もっと手に入りやすい、汎用の樹脂を私なら勧める。今成形している会社は私が作った装置と技術指導で可能になっているが、応用は聞かないし、他の樹脂で提案する知識と技術を持っていない。その程度です。
紐や針金のブレードホース、硬質PVCの丸パイプや角パイプ、各種ケーブルを隠すチューブや異形品はローカル企業がやっている。インドネシア独特だと思うが、ラタン風の材料をあちこちで作っている、過当競争になっていて、つぶれる会社も多いが、始める会社も多い。発泡にしたり二色にしたりしている。スカルノハッタ空港近くのチェンカレン辺りの工業団地に何十軒もインフレーションフィルムとラタン製造工場がある。経営者は中華系インドネシア人で、其処ら辺の一角には、中古装置や周辺装置を扱っている商社も多い。軟質PVCのコンパンウンドもこの辺りで大量に作っている。透明のふにゃふにゃチューブを作っているインドネシア押出成形屋は、ここから買っている。

押出といえば、説明する時、ストローのようなものを作るのは押出成形だという。そのストローですが、これはもう三十年前くらい前からインドネシアで作っている。台湾や韓国企業が作っている。二色以上の多色成形、その色筋を捩じり模様にも出来る、曲げやすくするジャバラも一分間に200本位を作ってしまう装置もある。過当競争で韓国企業の一社が一夜で全員姿をくらましたというスバンにあった会社を知っている。

フィルムではなくシートの成形となると、ぐっと数が減る。日系企業もある、自分の会社で作ったシートを真空成型に使っている会社もある。
私の技術履歴です。
http://www.k4.dion.ne.jp/~enplaind/newpage%20top%202.html
インドネシアで手掛けたものもあります。製品を作り上げて日本側からの承認をえたが、日本内の今も作っている会社と政治的な関係で、インドネシア内調達を断念した製品もある。しかし、それから、7~8年過ぎて、価格の関係で、現地調達に踏み切らなければならない状態になっている。そこで、もう一度やってほしいという話も出てきている。しかし、私ではなく、後を継ぐ予定の人の判断に夜しかない。私は返事を出来ない。
毎日のように大雨にたたられている。雨宿りと悪路
    


タグ:多様 押出 可能
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