(^_-)-☆インドネシアの押出成形7 [押出成形]

IMG_1368.JPGIMG_1399.JPG 日系で押出成形品の注文を取るために営業を置いている会社は三社です。EJIPのA社、MM2100のA社と今私がいるN社です。いずれの会社の事も技術的にどこまで出来るか何ができるか私は知っています。
 作っている製品と納入先も殆ど知っています。そして、現在どんな話がどこから持ちかけられているのかも知っています。それに対し、どう返事をするのかも分かっています。
 いずれの会社も技術的には一長一短というより、ドングリの背比べといった方が良い。どんな、話でも、直ぐに出来るとは言えない、直ぐに客先を安心させる返事は出来ない。一か月とか二カ月かけて、本社などの相談し、どう返事をするか検討してから出ないと出てこない。現地にそれらの製品を先頭に立って金型や装置の手配をし、自らがトライをし、製品を作り上げることが出来る日本人はいない。それどころか、色々な樹脂に特徴やそれに伴って成形方法が違うと説明できる日本人がいないところもあるので、現在やっている仕事は続けられるが、新しい仕事は全く取れない会社もある。

 もっとも、客先の日本人が押出の事、樹脂の事を知っているかといえば、全く知らない。とにかく、日本から輸入している製品と同じものを求めるだけで、他に安い成形しやすい樹脂があって、それに変えたらどうかという話をしても、全くのって来ない人が多い。そういう意味で、樹脂に知識を持っていても客先に対しては意味がないかもしれない。結局三社とも現場で陣頭指揮を取って製品を作り上げるという日本人はいない。客先にしてみれば頼りなく見えてしまうので、新たな仕事は取れない。三社とも、じり貧になるでしょう。
 各社とも本当に必要な日本人は現場で仕事が出来る人をだと思うのだが、収率を記録しているのかとか、製品の置き場所がどうの、生産計画通りに生産できていないとか、監査員のような人がいるだけである。監査をして気が付いたことを自ら、やって見せる人もいない。
 品質管理システムや実践面でもかなり問題があり、日常的に客先からNGが戻されている会社もある。なのに、検査システムを改善しようとしている様子もない会社もある。もしそういう会社へ手伝いに入っても、技術を教えて新しい仕事を取ってあげるわけにはいかない。客先に迷惑を掛ける可能性が高いからである。冷蔵庫のガスケットなどは本当にいい加減な製品で、使えれば使ってください、使えなければ返してください、代替えを出しますから、客先の担当者もその調子でOKなのです。クレーム対策書とか対策の実施状況の報告とか、そういうものを求めない。なあなあで日常が流れている。だから、そういう会社がシビアな寸法公差を求められる製品はとてもじゃないが出来ないし、出来るようにしてあげられない。
  がちがちに硬い話を一週間にわたって書きました。癒しに最高の写真だと思います。久しぶりにパンガンダランの写真、朝日と姉弟、勿論半島の首根っこの東海岸と半島の先端に近い自然保護地区のラフレシア(ブンガバンカイ)

      
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