(^_-)-☆インドネシアの押出成形8 [押出成形]

IMG_1457.JPGIMG_1455.JPG パネルの金型の予備として、現在使っている金型と同じものを一セット製作に掛っている。場合によっては二ラインで生産できるようにもする。
 押出の原料も射出と違うので入手に困難は付き物です。原料に関すること、インドネシアの国産はPPとPEがある。輸入品の三分の二以下の価格で買える。トリポリタ チャンドラアスリです。問題点は
1 安定供給が時々止まってしまうこと。突然のプラント掃除で生産が止まってしまうことがある。
2 支払いは前払いが原則で、振り込まれたことを確認後、原料を出してもらえる。
3 押出用の原料というグレードは無く、一番MIがちいさいグレードでやるしかない。日本なら0.5くらいのものがあるが、こちらでは2.0が一番硬い。

4 MI ロット間バラつきが大きい。温度条件や他の製造条件を変えて生産できる能力が必要になる。
5 送り届けてもらうことは困難、こちらから、受け取りに行かなければならない。ただし、20フィートコンテナ一杯になるほどの量を買うなら届けてくれるし、商社を通さないで原料メーカーから直接買うことができる。
6 見積もりは購入するたびに取らなければならない。
直接買えるのは10トン以上で、それ以下なら、商社を通さなければならない。ローカルの専門業者の倉庫から出してもらう。原則は、お金を持って取りに行くことです。
 PVCは既に書いたがモノマーを買ってきて、可塑剤などの添加物と配合して原料を作るが、そういう会社は沢山ある。日系もMM2100にある。自分で作らなくても、軟質塩ビの場合はイエローページを見れば、沢山のローカルメーカーがあることが分かるでしょう。直接買えます。ただし、安全シートのようなものは手に入らない。

 PP.PE以外の多くの種類の原料はタイ、シンガポール、韓国、日本から輸入したものを使う。日系の商社を使うが、支払い条件は大体月末締めの翌月末払いです。フォーキャストを出し、ある程度まとまった数量で輸入してもらい、それぞれの倉庫から何カ月かに分けて出荷してもらう。外国産ですから原料自体が高いし、輸送コスト、倉庫費用が足されますから、当然それなりに高くなります。フォーキャストを出した分は受け取りを保証しなければなりません。価格は輸入ロットごとで変わります。
サンダル、靴底、ペングリップなどのエラストマーはサントプレンを輸入している会社があって、そこが供給しているが、増量剤が80%以上である。純粋なエラストマーはどこから輸入しようが1000円くらいはするのでそのままで使う会社はない。
PS、ABS、POM、PMMA、PA,その他、輸入である。着色コンパウンドメーカーもローカルを含めて沢山ある。それらの会社の原料手配手法も同じである。
マスターバッチ、顔料(ピグメント)供給会社もコンパウンドメーカーと同じように何社かある。
ただし、いずれも、受け入れ時のカラーチェックをしっかりやった方が良い。いざ使い始めて色が違うなどと言わないように。
MMのA社は,飛びぬけて、程度が低い。取引をしている会社は気の毒である。それらの会社を救いたい。以前のMAKUTAへさっさと変えてしまった会社は今安堵しているし、新アイテムも順調に伸びている。
天下のNPIが見積もり依頼を受けて、「そういう製品は、やったことがないから出来ません。」と返事をするのでしょうか。技術者としての姿勢は私なら出来るのに。

直線階段を登りきるとこんな火口湖が見えます。タシクマラヤの郊外です。ジャカルタから3時間で行けます。
http://otaindoesiaextrusion.web.fc2.com/newpage0011.html
     
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0