(^_-)-☆日本人は観察される [変!]

IMG_0177-.JPGIMG_0177.JPGインドネシアで、経営者としてではなく、技術指導者、各種のアドバイザーとして、15年間も色々な会社の手伝いをしていたので、色々な日本人を見ている。勘違いで一番多いことは、新しく赴任してきた人が、インドネシア人の能力を見くびっていることです。多分、自分がチェックをすれば、あれも無い、これも無い、あれが出来ない、これができない、ということが沢山あるだろうと思ってくる。その部分は、自分が出来るから、やらせよう、指導しようと、意気込むのです。上から見下ろそうとするのです。まったく勘違い、認識不足だという意識は微塵もない。
意気込んでやってくる。会社が、インドネシアへ進出してきた当時の担当者と違って、新しくやってくるのだから、前任者がいたわけで、歴史がある会社は、何代目かになる。だから、既にインドネシア人スタッフだけでなにもかも整えられているのです。その人がやることは殆ど無いのです。あれがあるか、これがあるか、最初は自分が知っている書類関係、記録所や標準書が整っているか必ず確認しようとする。一つでも、無ければ、鬼の首を取った様に、無ければならないと言って大騒ぎをする。それも、たまたま、無いだけのことで、作れば直ぐ終わってしまう。そして、何もすることがない、何もできない、ということに気が付く、そして、その人が、インドネシア人の専門担当者がやっていること以上のことが出来るかと云うとそうでもない。彼らがやっていること以上のことを指導できないどころか、インドネシアのやり方を本人が、インドネシア人に直に教えてもらって、インドネシアのやり方を勉強しなければならなくなる。現場の人は、現在、インドネシア人が普通に作っている仕事が、その日本人が出来ないので、できるようにインドネシア人に教えてもらわなければならない。そうして、皆さんの中に入って言って、技術や習慣に対応しながら馴染んでいき、そこから、始めて、日本人として皆さんの実質上司になるのです。
それを、しない、出来ない日本人は、いるだけ、負担になるのです。通訳を使おうが、日本語が出来るインドネシア人を直接の部下にしようが、順調に推移しているその部門の邪魔をするだけです。
派遣される日本人は望んでいないのに、命令で派遣された人が多い。しかし、だからと云って、腰かけ程度に大過なく任務の時が過ぎればいいだけと思っていると、思わぬ事態に遭遇してしまってあわててしまうこともある。今回の日本の大震災の余波を受けて、生産調整をしなければならいといった事態があるかおもしれない。たかをくくっていないで、陣地の人々に認められるような存在になってほしいとお思う。
 
残業手当が無いポジションの人が評価を上げるために、できるだけ時間通りに出てきて、時間どおりに終わる。送迎バスで他の人に迷惑を掛けないように最善を尽くすことが求められる。試用期間の人がその期間中に心掛けることも同じです。仕事の時間を守れば、仕事内容はどうでもいいのです。ちょっとの体の不具合でも休まないこと、とにかく会社にいて、機械の回りにいたり、コンピュターを眺めながら、ぶらぶらしていればいい。家族が病気でも、インドネシアの病院は24時間やっているから、勤務時間外に連れて行く。
会社に対するコンピレーンは自分から発信しないこと、条件には満足しているの、回りには云うこと。これだけで、データ的に最高評価を受けます。評価する日本人もインドネシア人も同類が多いから自分と一致している人の評価が高いのです。
間接的に評価する直接では無いもっと上の人の評価が良くなるからです。
仕事の評価は直接の上司がするが、それ以上の人の評価は仕事を評価できないので、文句を云わないで毎日勤勉に出社している。最高評価を得ます。
大学卒業後のサラリーマン時代、私の印象では、仕事が出来る人、研究熱心な人は勤務時間に無頓着、私のもそうだが、勤務時間中は他の大勢の人がいるので、自分がやりたいことが出来ない。云われたことをやっていないと上司の目が煩い。だから、上司の目が比較的少ない三交代勤務を希望したし、休日出勤、時間外の仕事を桁外れにして、技術を体得した。そのことは、まったく良い評価にならず、昼間、うとうと、としていたし、他の人の仕事を邪魔しないように、人が不足している倉庫や検査室の仕事を手伝っていて押出にはいないことが多かった。これでは、上司の評価が低いことは当り前だが、そういう評価をする上司は間違えていると思っていた。自分の考えを変えてまで、高評価を得ようと思わなかった。
 インドネシア人も日本人も私のような人の評価は低い。家族に病人が出れば、勤務時間中でも直ぐ、病院へ行き、会社から抜けた時間以上に遅くまで仕事をやる。これのデータは、本人の評価が低くなる。私は、そういう人の評価を高くする。私以外の日本人は私と逆が全部なので、会社としての評価は、私が幾ら間違いだと主張しても、低くなる。
インドネシア人は私からの評価を上げたいとは思わない。多くの他の日本人から評価を上げようとする。彼らは日本人の多くが、どんな大きな問題があっても、残業や休日出勤をしたがらない。仕事に直接手を出さないで、稼働率や収率をチェックし、売り上げ計画や利益計画を気にしている。社内では机に向かっている時間がほとんどで、現場のチュックは遠くから眺めるだけ、そういう日本人からの評価を上げる方法を知っている。事実、その通りになっているから、皆さん、仕事が出来ない、技術的に低い日本人の思い通りに行動することに熱心なのです。
ご自分に原因があって、あまく見られたり、舐められたりして、適当にあしらわれていることに気が付かない。
普通のインドネシア人が食事をするワルンの調理場風景。
  
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