(^_-)-☆焼き畑農業 [習慣]

 1619 ガソリンの値上げが実行された。しかし、大きな混乱はなかったようです。何年も前から、時の大統領は燃料補助金を減らさなければならない、と言ってきて、何度も値上げをすると言ってきた、それが、ことごとく、延期されてきた。もうそろそろ現実味を帯びてきたと言われながら、やはり、見送られてきた。その都度、値上げ反対運動、デモが行われてきた。私の印象では、次第にその激しさが少なくなってきた。昨日も、労働者の反対運動が有ったが、最後の儀式のように感じた。

小学校の頃の社会科で、日本の耕作方法として焼き畑農業というのがあると習った。害虫や幼虫は退治できるし、灰が肥料になる。毎年、同じ場所を使えないので、転々と住居を替えながら耕作をする、そういうものでした。
今もインドネシアのド田舎へ行くと焼き畑農業が盛んだ。ド田舎といったって、ド田舎の面積が広大で、インドネシア中にある。比較的少ないのはジャワ島だけだ。その他の島の大部分は熱帯雨林のジャングルだから、そこに住む人々は、ほとんどすべてが焼き畑農業をしているのです。
カリマンタンやスラウェジ、スンバ、スンバワ、フローレス、パプアでもどこでもやっている。この地帯の煙はオーストラリアの方向、スマトラからは、北や東、マレー半島方面に煙が向かう。どちらからもジャワ島には来ない、だから、ジャカルタ、ジャボタベックに住む人々は、まったく、煙を意識することはない、オーストラリアやマレーシア、シンガポールに多大な迷惑を掛けていることを意識しない。インドネシアではシンガポールの直ぐそば、ビンタン、バタムここも酷い。

中国から大気汚染物質が日本に流れてくる、これは、黄砂のようには見えないので、視界が悪くなることはない、だから、流れてきているかいないかは分かりにくい。ところが、煙の場合は、ヘイズというかたちで、直ぐに意識される、視界がかなり悪くなるのです。勿論、呼吸器疾患になりやすい、一般生活に支障をきたす、学校などでも外に出て遊べない、職場でも同じ、交通事故も発生しやすい。

今年は乾季になかなかならない、それでもジャングルや草原に火を放って、燃やし、植えつけの準備をしなければならない、燃えにくい、くすぶり続ける場合がおおい、だから、長時間、大量の煙が出続くのです。乾燥していれば煙も燃えてしまうから、煙の量は少なくなる。今年は、だから、最悪状態になる条件がそろってしまったのです。

昔から、煙で近隣諸国に迷惑を掛けていることは承知しているが、手の施しようが無いのが現実でしょう。迷惑を被っている国も妙案が有るわけでもないし、焼き畑を完全になくせとも言えない。インドネシアも同じこと、永久にヘイズは消えない。
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牛タンドンセットと試作品
 

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