(^_-)-☆エンプラの意味 [押出成形]

 1714 以前、一度書いているが、再び、私のウェブサイトのURLにenplaindとかenplaextという文字が入っています。Indはindonesiaの頭です。Extはextrusion molding(押出成型)の略です。ではenplaとは何でしょうか。Engineering plastic(エンジニアリング プラスチック)の略です。業界では、enplaエンプラというのが一般的です。学校を卒業して間もなくから、そのエンプラの押出成型を主な仕事としているので、enplaを使っています。しつこく、今も、インドネシアで、エンプラに関わっています。
 プラスチックは大きく、先ず、二種類に分けます。熱可塑性樹脂(温度を上げれば溶けます、溶融、固化を繰り返すことができます)と熱硬化性樹脂(温度を上げれば溶けますが、そのまま硬くなってしまいます)です。その内に置く使われる熱可塑性樹脂を三種類に分けます。汎用樹脂(90度以下で柔らかくなってしまいます、一番多く使われるので、値段が安い)エンプラ(100度以上150度くらいまで、溶け出さない、特殊な物性を持っていて、その物性を生かして使われる、値段が高い)ウルトラ或いはスーパーエンプラ(特殊な機能がエンプラより高くなる、値段も非常に高い)です。ナイロンPA ポリアセタールPOM ポリカーボネートPCが日本に登場した頃1968年ころから、これらのチューブや丸棒、板、プルファイルの押出成型をやっていた。
石油から作るのではなく、ひまし油から作るナイロン11、フランスで開発された。懐かしいのは、フランス人がリルサン(ナイロン11)の売り込みに来た、勿論通訳付きだったが、対応したのは、私が24才、若造の時でした。製品サンプルとしてチューブは勿論だが、コノ字型やTの字型のプロファイルも持ってきた。へー、進んでいる~~と感心させられた。モチモチ(moitie moitieモアチエ モアチエ、五分五分、fifty-fiftyという意味ですね)と聞こえる言葉がフランス語ということを知った、彼らは、会話の中で、良く使っていたので可笑しくなって噴き出しそうになったことを覚えている。東レからナイロン12が売りだされたばかりだったので、両方でチューブを作って、客先に提出した。
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それから、45年後の今、インドネシアの或る会社からN11,N12のチューブの見積もり依頼が入っている。そのある会社の担当者も、仲介をお願いする商社の担当者も、N11,N12に関して何も知らない、今でも、特殊の樹脂なのです。感慨深いが、私の中だけの物語だ。

押出し成型の基本
http://island.geocities.jp/enpla_indonesia/newpage0200.html
PVCと他の樹脂の比較
http://www.k4.dion.ne.jp/~enplaind/newpage017.html


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