(^_-)-☆夢の途中48 2 [思い出]

 1874 集中治療室で目が覚めた。痛い、お腹が痛い、強烈な痛み、我慢できない。痛み止めの注射を肩に、お尻に座薬を入れた。夜になった。隣の鼾が凄い、痛みは、酷いまま、眠れるわけがない、夜勤の看護婦に座薬を入れてくれと頼んだが、「太田さん、さっき入れたでしょ、堪え性がない人ね、我慢しなさいよ」と叱られた。結局、朝まで眠れなかった。鼾は相変わらず、朝出勤の看護婦に、痛く眠れなかったことと、鼾が煩いから、一般病棟に移してくれと頼んだ。座薬を入れてもらえることになった。「あら、太田さん、座薬が入っていなかったみたい、落ちていますよ、よく、一晩中我慢したわね、こんな人初めて、我慢強いのね」と感心されてしまった。何だよ、昨日の看護婦、とんでもないやつだ、と、思っているうちに痛みがなくなった。それと同時に隣の鼾がぷつっと止んだ。朝ごはんの時間らしい、扉の外をカートが通る音がする。深い眠りについた。夕方目が覚めた。妻や母親が私を見ていた。隣のおばあさんのベッドが空いていた。「移したの」と聞いたら、「今朝、なくなったのよ、手術をしようと開腹したが、手の施しようがなくて、何もしないで閉じたのよ、麻酔を沢山効かせて、眠って貰っていたの、太田さんには、迷惑だったでしょ」と、いうことだった。ドラマだね、こんな狭い空間で、こんな短時間に、色々、あるな、それを感じるのは、生きている証拠だなと。

一か月後に10kgやせた状態で退院した。その間、私に死んでもらっては困る人達が大勢見舞いに来てくれた。同行二人の人も来てくれた。牢名主ではないが、入院患者の代表者みたいな状態にもなっていた。よろず相談も引き受けていた。偶に、抜け出して、碁会所へも行っていた。見舞いに来た人で、行方不明の私に会えなかったほともいた。

禁煙をしていたが、帰りの車の中で運転をしながら、吸った。美味しかった。その翌日から、会社に出ていた。6月の初旬だった。お腹の皮膚が突っ張った時に痛みを感じる程度、他は、普通だった。

それから、約10日後、夜中に、急に下腹に強烈な痛みを感じた。我慢できない、運転して、病院へ向かった。緊急入院、顔なじみになった看護婦が、「やっぱり来たわね」という、そういえば、退院する時、看護婦から「また、会えるかもしれないね、きっと、戻ってくるよ」と、分けのわからない事を言われていた事を思い出した。聞くところによると、胃の手術は、小腸が邪魔になるので、掴んで、寄せるのだそうで、その、掴んだ場所の小腸の粘膜が剥がれ、本来、滑りやすくて、小腸同士がくっついてしまうことはないが、粘膜が剥がれると、くっ付いてしまい、その場所が、閉塞するのだそうだ。腸閉塞です。一週間、点滴だけで、なにも口にしなかった。X線チェックで、閉塞がなくなって、退院できた。
それから、また、一か月後、同じ事を繰り返した。腸閉塞の痛みは胃の手術の後より、痛かった。脂汗タラタラの痛みだった。それ以後、その病院へ行く事態には、なっていない。
76Kgあった体重が60Kg以下まで落ちた。体重に関しては、その後半年で65Kgになって、それ以後、現在まで、63Kg±2kgで安定している。

8月に二つの結婚式の媒酌人を務めた。結納の時の写真と結婚式の時の写真では、使用前、使用後のような風貌だった。

超早期発見、早期手術、そして、ほとんど胃を取ってしまったので、胃癌の心配はない、だから、インドネシアで今も普通に(パニック障害を除いて)生活出来ている。人生、色々あるうちの一コマでした。

ついでだから、書いておくが、今になっても、胃を切ったという話をすると、「胃はまた大きくなるんでしょ」と、ほとんど人はいう。胃を切った、私の父親も、自分で、「切った直後より、一度に食べやれる量が増えていったから、胃は大きくなっている」と言っていた。事実は、『胃が再生することはあり得ません』ただし、切った直後より次第にキャパシティは大きくなります。一度に食べることができる量は増えます。何故でしょうか、十二指腸がラッパのように膨らむからです。カメラで見ると、蛇腹のラッパが見えます。当たり前ですが、胃の消化液は増えません、動きもありません。胃で消化する栄養素は未消化のまま、吸収されず、通過します。だから、食べる量が増えても太る確率は少ないのです。いくら食べても太らない。異常な肥満の人は、胃を切って取ることが、究極のダイエット方法です。そして、胃がんに掛かるし心配もなくなります。良いことずくめです。切った胃は再生しません。トカゲの尻尾ではありません。
IMG_4949.JPG
またインドネシアに登場したおちゃ、日本茶ではない、しかし、日本のお茶だと宣伝している。
IMG_4948.JPG
伊豆の狩野川沿いの早咲きの河津桜が満開だとか。間もなく、桜の季節、日本にいる予定だ。手ぐすね引いて私を待っている方と桜の下でゴルフ、いいでしょう。
 

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0