(^_-)-☆新しい仕事だが [思うこと]

 2063 残念でしたね、錦織選手。でも、やはりすごいと思う。よくやってくれたと思う。まだまだ、先がある、10年後にはどんな存在になっているでしょうか、楽しみですね。

昨日行った会社に再び呼ばれて行ってきた。エラストマーの丸棒の試作依頼と中国から輸入しているシリコンチューブの現地調達の話だ。シリコンなら、現有設備では成形不可能、そのための設備を入れるなら、中国からの輸入でも350万円以上の投資が必要だ。それに、その装置ではシルコン専用になるので、他の樹脂と兼用は難しい、一定以上の生産量の保証が無ければ、投資をしにくい。日本では、シリコンの押出し成型をしている会社は非常に少ない。

ところで、中国から輸入しているシリコンチューブと聞いて、思い出したことがある。大分前だが、インドネシアの日系企業からの話で、日本の本社が中国から輸入しているパイプをインドネシアで調達したいということで私に相談があった。サンプルは透明のHIPS、図面にもそう書いてある。私がそのサンプルを受け取った時に、瞬時に感じたこと、重い、と、透明の色がちがう、でした。これはハイインパクトポリスチレンではありません。HPVCでしょう。と言ってやった。比重が1以下と1,4ですから、厚さ大きさの割に重く感じた。色は断面が大きく違う。色が薄いのがHIPSでPVCは青みがかっている。燃やしてみればはっきりしますよ、と言いながら、ライターをかりて、火を付けた。黒い煙、オレンジ色の炎、ツンとした刺激臭、見事に塩化ビニール(PVC)だ。こんなにはっきりしたケースも珍しい。一般的に、成形性や価格のことで、PVCを混ぜることはあるが、PVCだけにしてしまうことはしない。ごまかすなら、或いは、成形性を良くする、寸法安定をさせるなどの目的で、混ぜるのが普通だ。ノウハウの一種と言えないこともない程度にまぜることもある。

しかし、この時には、見事に100%PVCで作って、HIPSとして、何年も通して作り、集荷し、日本の会社も疑わないで購入していたのでした。私の話を聞いて、インドネシアにいる日本人が本社に知らせた。大騒ぎになったらしい、責任者の慌てぶりが想像できた。それから、三カ月ほど、過ぎて、呼び出され、本社が落ち着いたので、新ためて、私に透明の、樹脂は提案してもらって、パイプの見積もりを出してほしいという依頼があった。
IMG_7450.JPG
ABSなど提案したが、結局、その時、偶々、見つかった透明のHIPSでやることにした。今は、TPRという会社でやっている。別の客先だが、大型水槽の柱にもその材料は使っている。また、上枠、底枠は透明ではない、普通のHIPSに硬くするためにGPPSを何%か混ぜて作っている。
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スルヤチプタの工業団地、入り口付近の風景。
 

タグ:混合 違う 本当
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