(^_-)-☆もっと専門 [押出成形]

 2288 エアーギャップair gap正しい言い方かどうかは、知らないが、50年前からこの言葉を使っている。溶融金型と冷却金型の間のことで、どのくらい離すのかが主で、条件は引き落とし率を考える時と同じだが、それに、引き落とし率が増える。また、冷却金型の冷却方法や真空で引く状態にも関連してくる。

冷却金型を適当なエアーギャップの状態に調整できるような、構造になっていなければならない、その多くは冷却金型を取りつける水槽(或いは台)を求める状態にできる構造にしなければならない。
では、何ができるようにしなかればならないのでしょうか。移動可能、前後、左右、上下それと傾きです。それらのどれも、固定されていてはいけません。これらを変えながら、製品の状態を見ながら、OK品にするのです。勿論、経験を積めば、データを取ってあるので、それを参考にするが、スタートの時には毎回、調整をするのです。調整する箇所が多いので、順番も大切です。一か所を調整して、求める製品に近くなっても、他を調整しなければ、完全にはならない場合、どこをいじるか、次にいじった場所が適当でない場合は、折角OKに近かったのに、遠くしてしまうこともある。いくつかの状態をバランスよく、変化させて、少しずつ、寸法公差内に近づけたり、表面の状態を良くしたりします。

この作業は、担当者によって違います。与えられた装置(いといと調整ができる)で、求める製品を作った人は、いるのです。私は、常にその人でした。既に、出来ているのです。だから、その装置でできなければ、やり方が下手なのです。勿論、良品に持って行くため作業をやって見せます。本人、その通りに、やったつもりでもできていない、ということは、その通りにやっていないということです。しかし、中には、私のやり方の通りにやったつもりが、上手くいかなくて、自分のやりかたで、作ってしまう人もいる。それはそれでいいのです。むしろ、そういう人が、私の後継者になる可能性が高いのです。やはり、向き不向きがあります。不向きの人の方が遥かに多い。

私にように、何でも引き受ける成形屋は、また、水槽は、これも、樹脂によって、おおきさによって、製品の厚さによって冷却方法やバキュームの引っ張り方法が様々なので、その色々なタイプの金型を取りつけられる構造になっていなければなりません。
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AA会議の宣伝、垂れ幕、目立たない。関心もない。
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突然ですが、インドネシアの最南東の地、ムラオケのある家に家庭訪問をした時の写真です。この子たちが使っているインドネシアのヲーターディスペンサーには、お湯のボタンには、安全ボタンとして、小さい赤いボタンが付いていて、それを押しながら、本ボタンを押すようになっているのが普通。小さい子供ではその操作はできない。上から、どちらも押すのです。日本は遅れている、と、以前に書いたことがあった。大人だって、ちょっとよそ見すれば火傷をするよ。何故、厳しい日本の消費者が今まで、クレームを付けなかったのか不思議でならない。
http://otaenplaext.net/newpage29.html
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