(^_-)-☆ジョインのリスク [情報]

 2390 “後悔先に立たず“何かメリットを求めて、ジョイン(共同経営)を持ちかけた時、簡単に、話に乗ってくる会社、或いは、メリットがあると、ジョインを売り込む会社、どちらも、ジョインしてはいけません。条件の話もしてはいけません。資金的、人材的、技術的な提供、手伝いだけでも、してはいけません。

もう、5年以上前だが、インドネシアで10年以上、日本親会社から派遣されて、仕事をしていた人が、定年で退職した。インドネシアに友達も多いし、環境にも慣れているので、退職金をつぎ込んで、インドネシア人と共同経営の会社を興した。一年もたたないうちに、仕事がうまくいかずにその会社は閉じてしまった。そして、装置は共同経営者が持ち出して、雲隠れをしてしまった。そのインドネシア人、計画的ではなかったかと、本人は悔やんでいる。そんなことがあった後、私がいた会社に訪ねてきて、雇ってもらえないかと頼みに来たことがあった。これに似たような例は、いくつも聞いたいる。

現在、事業譲渡や共同経営の相手を物色している会社や人に大注意。日系企業の50%は赤字、小企業や個人企業(日本に本社なく、インドネシアで会社を興した企業)では70%が赤字だという。経営者は、自分ではどうにもならないと思うようになっているのです。そういう会社は、必ず、かなりの借金をしているはずです。藁をもつかみたい気持ちで、身売りを画策している会社も多いと思う。閉じるにも、退職金だけでもその企業にとっては、払いきれない金額が必要になるので、撤退もできない。

仕事上の何かのライセンスを持っていたり、装置を持っていたりする会社で、目的に有った会社があったとする。それらを使って、仕事を増やしたいという会社が、その会社を買収なり、ジョインなりすれば、そのライセンスや装置を簡単に手に入れたと同じことになるという理由で、興味を持つ会社もあるので、それが、たった一つの頼よりとするのです。しかし、ろくに調査もせず、飛びついてはいけません。裏に、どんなしがらみが隠れているか分かりません。たとえ、社長からの借金なら、社長が被ればいいという考えも甘い。社長がどこらか借金をしているかも知れない。例えば、税務調査が入った時に、そこまで突っ突かれます。出どころがはっきりしなければ、かなりのペナルティーになります。

何より、そのライセンスや装置を、その会社が持っていることが、余り、仕事上、生かせていないということです。それらを生かしていないし、生かす能力がないのです。そう儲かる仕事は、飛び込んでくる分けではないのです。また、そのライセンスを新たに取得しようとすると、なかなか、難しいのは、外国企業にそのライセンスを与えたくないのです。そういう仕事は、今や、ローカル会社でもできるようになっているからです。

お分かりでしょうか、車もバイクも、前年同月日で、何カ月か前から、マイナスになっているのです。人件費も、どんどん上がっています。そんな中、赤字の会社と組んではいけません。

そして、これが肝心です。赤字の会社に新たな仕事を依頼する事もいけません。赤字で苦しんでいる会社の脚を引っ張るような冷酷なことを書きますが、そういう会社は、将来がないのです。経営者の能力がないのです。創立後二三年は赤字でも仕方がない、助走区間ですから、しかし、5年以降の赤字でいる会社には、関わるのは間違いです。赤字を解消できると思うことは大間違いです。

日系とは限らないが、インドネシアにはそんな会社がごろごろしています、安易に飛びついてはいけません。

自分の資金を使うなら、自分だけでやりなさい。足りなければ、自分の責任で資金調達をするべきだ。他人が出すから、他人が手伝うから、それを頼ろうとしてはいけません。せっかくの退職金が吹っ飛んでしまうかもしれません。
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ゴルフの帰り、藤枝バイパスという自動車道を通ってみた。茶畑が多かった。
  

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