(^_-)-☆無知のリスク [能力]

 2417 押出成形の1ラインの見積もりをある商社を通して中国の装置屋さんから見積もりを取った。安い、50mmφ押出機、汎用である、フルフライトタイプでエルバイディーが26、圧縮比は3.5、シリンダー三か所、ダイス二か所の温度コントローラー5点だ。予備のヒーター3とサーモカップル2とブレーカープレート1が付いていた。ダイスは勿論なし、冷却水槽や形を決めて寸法を安定させる装置はない、引取機と丸鋸の自動カッターもこちらの要求仕様通り、何かを作るための技術は必要なしで、装置だけの購入目的だった。工場出しの価格が、400万円だった。手続き費用や運賃は別でした。工場納入価格が550万円弱になるという。ヤスッ!!プロファイルの作るための冷却用の槽か台は私の方で作るので、1ライン、揃えるには、合計650円弱になる。これが、中国製の常識的金額だと思う。

 上の見積もりを取る前にもう1社から見積もりを取っていた。機械の輸入販売と何でも装置のメンテナンスや製造販売のライセンスを持っている会社に、でした。そこからは、いらないと言うのに、私の技術では使わない水槽やチューブを作る金型も付けるという、そんなものがあったら邪魔になるのに、一式は、それも含まれるという。そして、600万円だった。そして、それらを引きとらなくても価格は変わらないという。工場入れの価格は750万円。面白いことに、インスタレーションと3年のギャランティー費用が何と200万円。合計何と一千万円近い、1ミリヤールRp以上になっている。そして、デポジット(前払い金、保証金のようなもの)500万円だという。
 従業員から聞いてみると、借入をしないと、運転資金がないという、給料も従業員に減額を頼んでいるという。見積もり依頼を受けている、装置の購入やメンテナンスのための部品などの購入資金を調達しないと、見積もりが通っても仕事ができない状態だという。だから、全く必要ないというか、かえって、私自身がやってしまった方が確実なインスタレーションまで費用を載せてきているし、ギャンティーなどは、何を保証するのか、押出し装置の何が故障した場合に、どんな範囲で保証するのか、押出し装置を知っていない、彼等に、示すことはできないし、直したり、部品を交換したりは、私がやった方が、安くできるし、確実なのに、とにかく、見積もり金額を上げたいために、彼等に費用負担にならない、実際に、ほとんど、仕事をしない項目で見積金額を上げてきている。無知は罪だと思う。

 こういう仕事というか、購入側の方が、装置について詳しいなら、というのが条件になるが、見積もりを何社からか必ず取るようにしなければなりません。今やローカル企業の方が、装置の輸入販売やメンテナンスに関しては、信用できるようになってきているという。だから、外国企業がこの種のライセンスを取ることはほとんど出来なくなっているという。営業許可を取るのが難しくなっている。多額を積めば、取れるかもしれないが。

 それに、デポジット支払いは慎重に、30%以上を要求している場合は、その金額が装置の工場出しの価格と見た方がいい。ローカル会社の同じような会社から見積もりを取れば、その会社の見積価格の60%に金額で見積もられるでしょう。

 もっとも、購入する方も、担当者に依っては、バックマージン要求を目論んで、高くても構わないという会社があることも、社長さんや購買の人もいることを知っています。
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 私が偶に行く、パソコンとハンドホーンの販売、メンテナンスの店です。チカランバラットのゲートからリッポチカランに向かう道の途中にある。
   

タグ:前金 見積 輸入
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