(^_-)-☆バレンタインデイ [押出成形]

 2586 キャディからチョコレートはないの?と、いきなり言われた。そっか、今日は、バレンタインデイだったか。全く、頭になかった。インドネシアではイスラムの聖職者は苦々しく思っているのだが、多くの人たちは、親しい女性に男性からチョコレートや花をプレゼントすることになっている、日本とは逆です。一応、テレビニュースでも各地のその風景を紹介している。

面白いことになりそうだ。素人さんに私に仕事の難しさを分からせるには不可能と書いたが、どうも、簡単だと思うらしい。製品ができているとき流れている状態を見て、簡単にできているように見える。それと、インドネシアでは、私にしかできない難しい仕事だと説明しても、実際に、形を決める方法を考え、装置や金型を作り、試作を繰り返し、改良し、製品を作ってしまう。それが、あまり、難しいことをしているとは思えないほど、簡単にやっているように見えるらしい。

今回、面白いことになりそうだということは、ある製品、これは、現在、インドネシアでは作られていない。日本や中国などでは、既に数年以上前から作られている。それを、輸入して使っている会社からの打診だった。一月中旬に、私に話があって、見積もりの案を出した。そして、その見積もりでよければ、会社からの見積もりを提出するとした。その後、製品と金型双方ともの目下げの依頼があった。私はある程度の値下げ案を出した。それが、一月末だった。そして、私がその製品を作るなら、という、金型のデザインを金型屋と打ち合わせて、作って、見積もりの依頼もしてあった。その後、客先から話がなかったので、そのままにしておいた。その間に金型屋から見積もりが入った。私にと言ってあったが、会社に送られてきたらしい。ダイレクターから私に転送されていた。

そのころ、私は、今月20日ごろ、一旦、退職し日本に滞在することが決まっていた。だから、もし、その製品の話が進んでも、既に私が対応するわけにはいかないので、客先に、その旨、4月中旬以降、私がインドネシアに戻ってからの対応にします。と、伝えてあった。

ところが、である。私が断ったので、客先からダイレクターさんに話が伝わった。ダイレクターさん、私が案として最初の見積もりで、ほぼ、いいからと言われたらしい、私が依頼した金型での見積もりも見ているし、私がいなくてもできると思ってしまったらしい。会社としての見積もりを出してしまった。私にもCCできていた。それを見て、ダイレクターに、私はこの仕事から、既に手を引いていることを確認した。というより、私がいないのだから、手を出しようがない。ところが、彼、“私が考えた金型を使えば、出来るでしょ“という。私は、”私がその金型を使って試作をして、最終的には作るが、私以外の人には無理だよ、そして、あなたが、その金型を作って,工場長にやらせて、出来なければ、私と工場長の責任し、客先に言い訳をするようなことしては、だめですよ“
と、話しておいた。工場長にもその話をした時に私が考えた金型の図面も見せた。彼は、この金型の構造をイメージできないらしい、その製品の作るのに彼なりに金型を考えてみたという。しかし、私には、金型の構造を考え出すことはできなかったと言っていた。

 どうも、それでも、私がいなくても、その金型を使えば、出来るはずだと、確信したらしい。そして、話を継続してしまって、12日に、ついに客先からの金型のPOを受け取ったと、私にメールを入れてきた。客先が、彼を信じてしまったのです。そして、私に、金型の詳細打ち合わせをしてほしいと書いてきた。実は、金型の70%の部分の構造を考えてあって、30%は、まだ、頼んでなかったのでした。金型については、見積もり依頼を受けた時点で、出来るかできない、考えるときに、想像していたのです。どんな製品も同じです。その一部を具体化し、見積もりを取ったのでした。ダイレクター、そのことを知るはずもないし、どんな使われ方をするかも知らないし、溶融金型なのか冷却金型なのかも分かっていない。
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 本日の花。


タグ:簡単 金型 PO
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