(^_-)-☆閉店 [思うこと]

 3246 私の子供のころ、高校まで住んでいた家は、安西5丁目で荒物屋をやっていた。戦後、富士川町から移ってきたのでした。本家が金物屋でした。私の家は、竹や木で作った製品、植物で作った製品を主に売っていた。箒(竹、棕櫚、藁など)ござ(藁、太井、井草など)たわし、ササラ、各種ブラシ、簾(すだれ)、葦簀(よしず)、煙突掃除道具、蓑、菅笠、びく、ぼったい、糠ビン、タモ、虫鳥かご。鳥もち、イシミ、もっこ、笊やビク、金属では、釘や金槌、カスガイ、などなど、今の人たちが見たことも聞いたこともない品物を扱っていた。あまり,儲けはなかったようで、父親が青色申告をしていたが、所得税は払う必要がなかったと、知っている。それでも、普通の生活は出来ていた。

私が、就職したころには、金物屋、荒物屋の区別がなくなってきていて、そして、今でいう、ホームセンター、DIY店の走りが現れてきた。ドラッグストーアーなど、材木屋や薬屋が、大型店を出店するようになってきた。そして、スーパーマーケットも出店してきた。そのあおりで、個人商店は、客が遠のいた。車社会になり、郊外の大型店が出店に拍車がかかった。

私の親は、客がほとんどなくなってしまって、店を閉じてしまって、合いかぎやを細々とやっていた。

ということで、今朝、あるホームセンターの店じまいの広告が入っていた。今年一杯で、閉店をするので、今日から、4日間、店仕舞いセールをすると、全商品、30%オフと出ていた。43年前にオープンだった。親が、あそこに、大型店ができて、お客さんが減ってしまったと、嘆いていた、その店だ。
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それを知らないで、昨日、この店によって、LEDランプや各チューブが、どんな具合に売られているかチェックをしていた。そして、今日、街へ行った帰りにこの店の前を通った。駐車場に入り切れず、その店の前を通過できない車が、500mくらいの渋滞を作ってしまっていて、この店に寄らない車も追越し通過ができず、巻き込まれていた。普段は、渋滞する場所ではない。何故、この店が、立ち行かなくなったのかは、他に、もっと、大規模なホームセンターが、沢山、できてしまっているからだ。この道を通って、街へ行かなくてよかった。最終日の店仕舞いの前に、のぞきに行ってみようかと思う。

世の流れですね。
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