(^_-)-☆就職活動 [思い出]

 3531 隙間開きチューブのトライを始めている。原料はHDPE、歪が大きく難しい樹脂だ。全く、初体験の形状だ。径は勿論だが、隙間の幅も安定させなければならない。チューブを切る方法と最初から異形、Profileとして、作る方法の二つの方法を考えた。先ず、簡単な方から、チューブを作って切り込みを二か所入れてみた。閉じて30φになるだろうことを想定して、35φのパイプでやってみた。やっぱりというか,なるほどというか、厚さや速度によって、切った後の閉じ方が一定しない。パイプだから、外は水で冷やすが、中は空冷、それも、予冷だから、冷却速度が違いすぎるから、歪が大きくなるはずだ。そして、その歪が一定していないので、小さく閉じ方も一定しなかった。残念、この方法は不採用とした。しかし、もし、LDPEやPPでもいいなら、多分、歪の少ないから、安定すると思う。
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次は、プロファイルの金型、最初から開いて溶融樹脂がでてくる溶融金型とそれを冷却しながら形を整える冷却金型を作ることにした。この方法では,内側の冷却速度をコントロールしやすいので、一定した形のなるはずだ。それに、切り落とす必要がないから、原料ロスも少なくなる。金曜日のトライになる。

話は変って、東京オリンピックの前、今年大学二年の就職活動への影響はいかに、求人状況は少子化も相まって上昇傾向にあるが、世間が、何かと催しが多く成り、就職活道の相手をする余裕がなくなるから、自由化の影響もあり、就職活動をしにくくなるような文章が紹介されていた。

1964年、東京オリンピックの二年前、大学二年生の時、当時以前は、3年になった4月には、と求人が揃いだし、7月、夏休み前には、就職先は決まっていた。それも、一部上場の大企業ばかり。しかし、どうも、先輩たちの様子が変だと感じた。どうも、求人数が減っているらしい、先輩たちが就職試験行き、採用されないケースが増えているようで、何社も受けに行く状況になっていた。それでも、皆さん、8月前には就職先が決まって行った。ただし、二部上場会社の比率が多くなっていた。そして、世の中、それまでの景気上昇に陰りが出てきたという報道も増えてきた。オリンピックに関する大規模工事の終了が近かった。
そして、私たちにその時が来た、3月、4月、一向に求人が舞い込まない。応化の事務所の掲示板の求人票に何も貼られていない。私たちのどうなっちゃったのか、と思ったが、先生方の方が焦ったと思う。今迄の繋がりがある企業に問い合わせても、求人ゼロという返事しか返ってこないようだった。待つしかない。しかし、6月、7月になって、やっと、10社ほどの二部会社から、有っただけだった。私は、その中から、7月に保谷硝子を受けに行った。100人以上集まっていた。その時の会社の説明が、成績のいい方から二三人、採用予定、成績次第では、採用をしないという。こりゃダメだと思った。
当時の私の先生は、赤尾洋二先生だった。つい二年ほど前に亡くなった。私を心配して、お兄さんが極東貿易で役員をしていたのをコネにして、静岡東部の柿田川湧水の近くにできたばかりの、三島東レと直ぐそばの臼井国際、そして極貿の合弁会社、東洋プラスチック精工に押し込んでくれた。この不景気が私の一生の仕事を決定付けたのだから、運命など予想できませんね。

同級生39人の内、多分、27~8人は、小企業、中小企業に就職、大企業就職者は1人?、そして、他の大学の大学院へ3人ほど、梨大の大学院へ8人ほど、進んだ。望んだ就職をあきらめて、大学院にした人もいた。その時の同級生が何人か、10月にインドネシアへやってくる。

そして、私は何とか就職先が決まったあと、オリンピックを見に行くことができた。私が4年になったとき、後輩の状況も似たりよったりで、気の毒だったが、私が就職したときから、急激に景気が回復し、間のなく、バブルに突入していった。何とか景気という好景気が繰り返されていた。

ということで、私はオリンピック前の急激な景気下降を心配する。今の2年生、来年、景気が落ちていないといいですね。

また、別に話、肥田さん、つい先日、亡くなられましたね。お世話になった方も多いと思います。19日 リッポチカランのメドグリーンのご自宅で、告別式、18時から、と聞いています。私は、仕事ではなく、ゴルフの方で大変、お世話になりました。ご冥福をお祈りいたします。
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青い炎とここは、明るくなって外輪山を歩き日の出を拝みに行った帰りだ。例のリアカーはこういうものです。
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