(^_-)-☆労働組合 [情報]

 1557 Serikat Pekerja Seluruh Indonesia (SPSI).労働組合のことをこう言っていた。今も総称としてこう言っているが、実際は、私にも区別がつかない多くの団体があるようです。

先週末に一応収まった車メーカーのストライキ、その地域がブカシ県ではないので、最低賃金の設定が低くされている。その地域の最低賃金に、会社は従って、ベースアップをしたが、同業他社や規模、日系企業であること、最低賃金が高く設定されている地域に近いこと、従業員はそれら高く設定されている地域の住民も多いので、物価は同じ水準だということなどを理由にさらなる賃上げを要求してのストライキだった。10日間ほど交渉の末、どういう具合に収まったのかは詳しく知らないが、先週末から操業が再開されている。多分、ある程度、会社がベースアップ金額や時期について、組合の要求に近い形まで譲歩したのでしょう。残業手当の率が異常に高いことは当然そのままだし、退職金についても同じまま、賃金のアップと、今後もっともっと激しくなるであろう、正規従業員の比率を上げる要求を呑んでいかなければならない。間もなくメーデーだ。デモを恐れて休みにする会社も多いでしょう。契約社員や派遣社員を多く使っていて、残業手当や退職金の軽減を狙っている企業、労働集約型企業は一層、難しい局面に立たされるでしょう。

インドネシア金属労働組合連合体Federasi Serikat Pekerja Metal Indonesia(略称F-SPMI)という組織の動きが特に注目されている。本当かどうかは知らないが、一番過激な組合組織と言われている。実際、その組織が関与している労働争議が多いことも確かなようだ、経営者は自分の会社の組合がその団体に入らないことを願っているようだが、勧誘も盛んだし、労働運動に不慣れな会社の従業員は、その組織に入れば、自分たちは、何もしなくても有利な条件を獲得できると思うようになっている。金毒関係ではない会社の加入も増えている。

日系企業のトップやその他の日本人が、直接、話し合いの場に登場しないのが一番まずい。忙しいとか、何を言っているかわからないから、という理由が、もっと、まずい。対応するのは、インドネシア人の総務関係トップの場合が多い。話を聞いて日本人に後ほど聞いてから、それに答える式だ。仲介役のそれらの担当者は板挟みで苦しむし、何より、組合側をイライラさせる。そんな状態が双方の理解を深めるとは、誰も思わない。日本人経営者よ。通訳と一緒に、話し合いの場に出なさい。それが、真の経営者です。組合と面と向かって、話をしなさい。労働基準法に関する事柄を勉強しておく必要があることは言うまでもない。
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雨季、乾季の駆け引き
  

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