斜めからインドネシアを眺めよう 459(野放し) [日常]

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  ブリタールのスカルノ記念館の前におかれている銅像
インドネシアのテレビコマーシャルの中にミルクやお菓子でカルシウムの含有量が多いということを強調する為に、背が低い子どもを揶揄するようなものが目立つ。図書館の高い所の本を取れない子どもに先生が取ってあげようかと云っているところへ他の背が高い子が来て、背伸びをして取ってあげたまではいいが、その子が、小さい子に、背が小さいからな、といっていた。
また、幼稚園で、キリンの人形が置いてあって、先生がキリンに眼鏡をかけましょうと、小さい子に眼鏡を渡す。もちろんその子は,届かないので、掛けられない。で、別の子が来て簡単に掛けてしまう。
 インドネシアの小さい子どもの親は自分の子どもの背が低いことを気にしているのでしょうか。多分日本なら、差別的と問題になりそうな内容です。
 どうということはないでしょうが、もうひとつ気になるコマーシャルがある。頭痛を治す薬、即効性を強調したいのでしょうか。
 火事場に消防車が駆け付けてホースをいざ火に向けようとしたとき、筒先の人の頭が痛くなって、水の方向が定まらない。炎はめらめらと上がり派手に燃えている。そこへ、他の消防員がその鎮痛剤を与える。たちどころに治って、水が炎に掛りだす。画面は一変して、筒先の消防士がにっこり笑っている後ろの家は真黒に丸焼けになっている。
 状況の設定がふさわしくないと思うのですが、インドネシア人は素直にこの宣伝を受け取るのでしょうか。
 
 もうひとつ日本なら許されないコマーシャルは煙草の宣伝です。コマーシャルの20%位は煙草ではないかと思うほど多いが、実物や箱は画面に出てこない。迫力がある日本なら精力剤のコマーシャルかと思わせるので、つい見ていると、煙草のものだったという例が沢山ある。まったく、規制の動きはないし、アルコール類にはうるさい宗教省や関係者もなんとも言わない。
 
 インドネシアでは小学生のバイクを運転し、二人乗り三人乗りをしているように、タバコも普通に吸っていて、大人は何も言わない。

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