(^_-)-☆できない生き方 [人]

 1490 PT,NANBU初代の社長さん、Mさんと久しぶりに交信をした。20年前から15年間中国国内の4工場を次々と軌道に乗せていったかたで、65過ぎに、中国の仕事を終えて、しばらく、ゆっくりしようとしたところへ、請われて、インドネシアの工場に社長になってきた。いかにも経営者タイプで、それほど深くはないが広い知識を持っている方で、人の使い方にソツガない、気配りができる人でした。性格は、温和、この人の為なら、ひと肌もふた肌でも脱いでやろうという気分にさせる人だった。約一年半の短期間だったが、心地が良いお付き合いをさせていただいたと思っている。
ただし、利益を追求するにはあまりにも、開設当時の条件が悪かった。中古の工場と中古の機械をかなりの高額で買ってしまっていたので、それを、使えるようにするだけでも、追資金が必要だった。借金を増やさざるを得なくなっていた。その上、機械をとにかく遊ばせて置くわけにはいかないので、ほとんど、利益が見込めない仕事を取らざるを得なかった。他社が安すぎて引き受けない仕事を引き受けたのでした。もっと悪いことに、それらの仕事は、金型の老朽化が進んでいたので、収率も悪かった。
全然儲からない仕事の上にクレーム処理が続いていては、何をしているかわからない、そんな、状態にしかできなかったのが、工場立ち上げ当時の条件でした。それでも、ファンドが承知しない。そこで、犠牲者の様なものいでした。突然、社長を解任させられたのでした。
酷い状態で、請われて社長になり、ほとんど、何も手を打てない状態のまま、止めさせられた。まったく、気の毒な状態に、私には見えた。いわば、会社にとっては、功労者である。この人がいたから、中国の工場が軌道に乗ったのです。それなのに、最後には放り出されるがごとく、追い出された。本人は無念だったろうと思う。

ゴルフをしているとき、本当に楽しそうだった。仕事は頭が痛いことばかりだったが、土日のゴルフは、楽しみだったようだ。二打目のショットに失敗は無かった。寄せが、また、うまい。ミドルのスリーオンはほぼ100%。それも竿以内に付けた。転がす寄せではなく、ふわっと、あげて、グリーン上ではほとんど転がらない。うらやましかった。
 ゴルフの後の食事での酒を無性に愛した。議論が好きで、色々な、話題を持ち出して議論をする。その相手をするのだが、逆らえば逆らうほど、熱が入ってくる。適度に酔って、いい気分なのでしょう、その上、好きな議論をできるのだから、ゴルフ仲間と一緒に過ごす時間は、本当に、楽しみだったようだ。仕事がうまくいっていない、自分の思うようにならない、そういうストレスはその場で十分発散できたと思う。

 私にはできない生き方なので、こういう人の様な行き方ができていればな、と、思わされる瞬間々々が多くあった。また、いつか会ってみたいと思う。一緒にゴルフをしたいと思う。
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三四日 雨が降らずに、雨季もそろそろ終わりに近いなと思わされていたが、また、強烈な雨が降り続き始めた。一時間も降り続けばたちまちバンジールである。それが、今日は昼過ぎから10時間以上、雷交じりの豪雨である。
  

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