(^_-)-☆背水の陣 [押出成形]

 1756 かなりきつい雨が降るようになってきた。雨季に入りましたね。これからは、午後のゴルフは雨に見舞われる確率が高くなる。
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ゴルフ場、ラウンドの途中、冷たいコーヒーや紅茶を無料で飲むことができる。しかし、味も色も薄い、決して美味しくない。それでも、キャディに頼んで、カートまで持ってきてもらう。
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試作の最終日、明日は、客先に持ってゆかなければならない。朝からみっちり、改善を重ねていった。細かい気になることがその都度出てくるので、一つ一つ潰していった。今日中に終わればいいので、出来る限りの事はしておこうと思いながらやっていた。サンプルがどこで作られたものかは知らないが、多分、こちらの方が品質はいいと思う。

試作をしていて、つくずく、しみじみ、原料とは難しいものだと思う。今日の試作中も、途中から製品の湯屋が無くなり、艶消し状態になってしまった。条件を全然変えていないのに、製品の透明感と艶が無くなり、白っぽく見えて透明もなくなってしまった。求められていれば、こういう製品も良いと思うほど、綺麗な艶消し状態になってしまった。先ず、温度条件を変えてみた。当然、温度を変えることによって、溶融金型から出てくる樹脂の年度は変わるし、吐出量も変わるし、製品の上下、両端などの厚さ(樹脂の出かた)にも変化が出る。それでも、表面の艶を取り戻さなければならなかった。ところが、温度の変化だけでは、艶消しを改善できなかった。何故、つやが無くなったのか、分からないまま、首をかしげるばかりだった。
原料をナチュラルに置き換えてみた。どこかに樹脂が引っかかっていて、それが悪さをしているのではないかとも思い、流れを良くする、負荷を低くするステアリン酸カルシウムをまぜてみた。ステバリは乾燥をしていなかった。その他、生産速度を±30%ほど、変えてみた。しかし、一向に変化なし。
そうこうている内に、製品に細かい気泡が入るようになり、艶消しどころか、ざらざらの表面になってしまった。そして、元々の条件に戻し、原料も最初から流しているものに戻した。なんと、気泡も消え、艶消しも無くなり、最初と同じ艶に戻った。製品も寸法的に満足できるようになった。原因が分からず、何が効果があって直ったのかもわからない、だから、こういうことが、繰り返される可能性は消えないまま、サンプルを作った。

また、しばらく、流している内に、筋が現れてきた。金型から出てくる樹脂に筋が見えるようになってしまった。このままでは、NGだ。金型をバラシて、磨いて、セットしなおし、試作を再開した。再びOK品を得ることができるようになった。

その他にも冷却金型に入ってからの製品の動きというか変化、開き具合や曲がり反りなど、生産途中で変化する。こちらは、冷却方法やバキュームの引っ張り方の方に原因は在るのだが、なかなか、特定ができない。量産の時にこんなことが繰り返されるようでは、まともな生産ができない。何とか原因を追及して、その原因を解消しなければならない、そう時間が無いので、急がなければならない。
押出成型は樹脂を含めて、難しいものだと思う。


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