(^_-)-☆きつい流れだ [状況]

 1463 インドネシアへ私が来てから、ずっと、日系企業の現地調達率を上げるお手伝いをしてきた。プラスチックの押出し製品は量が少ない上に、難しいものばかり、それが、ローカルの企業や数少ない先陣を切った日系の押出成型会社ではできない理由だった。それを、私が次々と引き受けていった。その全部が日本から輸入している製品だった。現在、日系の押出し会社で作っている製品のほとんどは、私が作ったものを引き継いでいるだけです。
ところが、最近の国産化の依頼品は台湾、中国やマレーシアなど、日本以外から輸入しているものが多くなってきている。それも、少量製品でなく、比較的、大きなロットになっている。以前は日本から買っていたものをインドネシアではできないので、日本以外のできる国から輸入しているのです。日本製より勿論安くです。
こういう状況を見ていると、インドネシアで私が作らなくても、他の国でどんどん、自分でできるようになっていて、日本から、買わなくてもいい製品がどんどん増えていることを感じる。だから、以前は日本価格の60%が、価格目標だったが、今は、日本価格の半値以下を狙わないと、中国製などの製品価格に対抗できなくなっている。
だから、原料も以前は日本でしかできなかった特殊なエンプラでも、日本以外の国からの調達を検討せざるを得なくなっている。

私が関わっている、押出機、引取機などの関しても、インドネシアで、自分自身で作ることもできるが、多くの押出成形屋は、中国製を使っている。それで何も問題ないのです。価格は半値以下です。インフレやシート成形装置も日本から買う必要などまったくない。
私自身もN社の設備のほとんど、インドネシアの鉄工所で作らせた。今も、丸鋸の自動カッターやバキュームボックスの水槽を製作中です。
安部さんが18日にインドネシアへ来るという。今や日本から輸入しているものを止めて、現地調達するのではなく、日本以外からの輸入品の現地調達化を狙っている現状をしっかり見てもらうことと、今、日本の市場に大金をばら撒いて、景気刺激など無駄なことを止めた方がいいということを感じてほしいものです。流れは変わらないということを、破綻するなら、早い方がいいということを。もしかしたら、早く破綻させるために、国債の大量発行をしようとしているのでしょうか。円安は長期的にも短期的にも何のメリットもない。株だって不安材料ばかりだから、必ず、早いうちに海外機関投資家は、利益がほどほど出たところで、一斉に売りに出す。損をするのは日本の一般投資家です。日本の大借金を個人貯蓄が支えてきたのに、その個人資産の目減りが顕著になる。破綻のシナリオです。
医者の間違った処置によって、末期症状になった患者を人工心肺で生きさせているのと同じでしょ、そろそろ、外したもらう決断が必要でしょ。しかし、日本にとってそれが必要です。外から見ると、また、活力がった日本を知っていて、それと比較すると、そう思う。
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サンヨーが中国企業ハイアールに買収された、一部を買ったヤンマー看板もあるが、目立たない。現状を象徴している。
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朝の近所の風景、道端の売店、と、三人乗りのバイクが学校へ子供を送ってゆく。
  

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