(^_-)-☆製品検査 [能力]

 1783 50年近く、押出成形品を作ってきた。仕事をするにあたって製品の検査は自分でしてOKをだし生産を続けるが、最終的には他人の検査でOKをもらわなければ、製品を収めたことにならないし、お金と交換できない。製品の立ち上げの時に、まず、金型と製品の価格を示す。OKなら注文書を貰う。客先が要望する品質の製品の試作をする。勿論、金型を買う、原料を買う、これは、先ず、こちら負担だ、出費が先になる。試作品がOKになってから、金型費用を払ってもらう。そのOKをなかなか出さない客先がある。そういう客は始末が悪い。かと思うと、第一回の試作品をだした時点で、OKが出る前になる前に、インボイスを切るように言ってくる、気がきいた客先もある、そういう客には、こちらも、より真剣に良い製品を作ろうと思う。金型の支払い条件は、試作品がOKになった時に納品書を提出することにしている。OKの条件はチェクポイントの何か所かの寸法が交差内にあること、外観がOKそれだけです。本当は。しかし、多くの客先は、その部品をセットするときに不都合がないことが条件になる。後出しジャンケンの様なもの、相手が出したチョキに対し、こちらはグーを出して勝っても、やっぱりパーにするというのです。
後出しは無しですよ、いいですか。この条件を変えないでくださいねと、何度、確認したでしょうか、覚えていないくらい確認した回数は多い。しかし、それでも、変えてくる。インドネシアで一番多いのが、受け取った既にどこからかの国から輸入して買っている製品サンプルと図面寸法が違う場合、必ずと言っていいほど、図面通りの製品を作ることを要求される。日本本社のQCは図面通りに出来ているか否かのチェックしかできないからだ。
どこかの事業所で、相手部品の寸法を何らかの事情で変えた時に、押出し部品の寸法も変えて使う場合がある。それらの事が、本社のQC抜きで、勧められた場合は、ほかの事業所が同じような仕事をするときに、担当者が事状を知っていればいいが、知るはずがない、本社の指示に従い、押出品は本社から出た図面が基本になり、相手方の部品は、今、組み立てそしている事業所の製品を使う。迷惑を被るのは、私たちだ。本社のOKを取って、いざ、組み込もうとしても現場から、こんな製品は使えないとクレームを付けられる。呼ぶ付けられて、現場にどんな様子かチェックに入った時に、現場の人間から、こんな使えない製品なんか持ってくるなよ、と、言われたこともある。その会社の購買やQCに人間が、彼らに事情を説明していないのだ。彼らが、責任逃れをしているのです。

50年近くこの仕事をしてきて、私自身が納得できないクレームを付けられっぱなしだ。私が出荷の為の最終チェックをしたもので、間違ったという覚えは一度もない。なるほど、客先が言うことは、ご尤も、私のケアレスミスでした、というケースは一切ない。
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リッポチカランとデルタマス間の一般道、デルタシリコン3,4などの工業団地の中を通る。まだ、車の数が少ないので、渋滞の心配は無く、時間を読める道路だ。
 北川社長(私にとっては永遠に社長)が亡くなられた。
 

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