(^_-)-☆インドネシアの押出成形5 [押出成形]

IMG_6418.JPGIMG_6402.JPG 押出成形のインドネシアの装置について書いておく。社内で使うものを使っている会社は全て、日本で装置全体をその製品が出来るようにして、一式、日本から輸入して使っている。至れり尽くせりの過剰装置でその製品しかできない。他の製品を作ることは全くできない。融通が効かないがんじがらめの装置になっていて、さぞ高価な投資をしたのだろうと思う。
 1996年、私が始めて赴任した時にはチューブ製造とエッジング、グロメットが出来る装置を太田化工から送ってもらった。定置式乾燥機、スパイラルカッター付き自動ナイフカッター付き引取機とグロメットカッターも持ち込んだ。二ラインで2千万円の投資でした。
  その後、回転刃式のジドウカッター、補助押出機、などなどを入れて8ラインにした。その装置は今、他のインドネシア内の会社に移されているが、新しい仕事は取れずに私が手掛けた仕事をやっているだけである。空きを埋めるために軟質PVCチューブを作っているが、それを作るだけでは大変もったいない装置だと思うが仕方がない。
インドネシアには押出機や製造ラインをつくっている会社は無い。台湾製、韓国製、中国製のチューブ製造装置を安く(日本からの半値)で手に入れることが出来るが、私にとっては使いにくいし、メンテに関して心配なので使おうとは思わない。そこで、二年前から、私が指導をして近くの鉄工場で引取機、自動カッター付き引取機、バキュームボックス付きの水槽などを作って、今使っている。性能は今一だが、装置の部品の品質が悪くて故障しやすいが、なんとか実戦に使っている。押出機は夜逃げしたストロー製造韓国会社が残していったものを格安に入手して使っている。チューブ製造ライン一式で約300万円である。
こういうことをやっている日本人は私しかいないし、他の会社にお勧めは出来ない。車を自分で運転してどこまでも行ってしまうのと同じことです。他の人には勧めません。

その会社の考え方に依りますがとにかく輸入した装置を使うしかありません。乾燥機や粉砕機、自動寸法測定器、射出が主に使うホッパーローダーやホッパードライヤーも全て輸入です。
ある会社はチューブ製造装置二本取りを1ライン3500万円で導入した。その他にもある会社は異形チューブの製造装置一ラインを3000万円で導入した。いずれもその製品しかできない全く応用が効かない装置である。
押出技術の専門家はいないので、日本で完璧にその製品が出来ることを確認し、装置を作った会社の人が二三カ月インドネシア人に製造方法を指導し、出来るようにする。そういう費用も込の価格である。
いずれも、私は作れば日本から輸入したとしても1500万円以下に抑える。インドネシアで作れば、500万円で出来る。
 ローカル企業の全ては中国製など日本製以外の装置を使っている。再生ペレットを作る装置、ポリ袋を作る装置、大体、殆どが、中華系インドネシア人である。台湾企業韓国企業は勿論自国から輸入して使っている。
MM2100ルコの向かい側のロッテマートのオープンテラス(フードコート)でソプギガとインドネシア人の食事の風景、ナイフとフォークではなく、スプーンとフォークを使います。
    

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