(^_-)-☆面白いことばかり [体験]

1151 私の履歴です
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50年史の20.21ページは、ABSシート以外、大部分が私の仕事でした。プロファイルに関しては、100%私が手がけました。自転車の泥除けは、テナイトブチレートは商品名で、セルロースアセテートブチレートcellulose acetate butyrateという樹脂です。揮発するガスはウンコ臭かった。この製品は結局、両端の切断が洗礼されたスマートなものにならず、一年程度で終わってしまった。ちょっと話しの種にはなったが、実用的ではなかった。これも、曲げ加工は簡単に出来たし、チェックも用のアルミ箔の挟みこみも簡単に出来た。寝食を忘れて、などということはなかった。他の難しい仕事のついででした。正月返上の仕事は泥除けでは無く、ボビンスリーブやPCチューブの生産が間にあわなかったためでした。
押出用の6ナイロンがまだ、無い時代、ワイヤーカットや放電加工機がなかった時代、両足の厚さや長さを同じにするのも難しかった、形を決めるのに大変苦労しましたが、灯油を使うことで一挙に解決しました。誰もが、その方法について、仰天したし、皮肉や批判もしたが、その人達には到底できない仕事なので、納得するしかなかった。その時の方法で今もエッジングやグロメットを作っているし、他の6ナイロンプルファイルでも灯油を使って作っている。エッジングやグロメットは灯油を掛けるだけだが、灯油を循環させ、冷却しながら、他の樹脂を作るバキュームで引っ張る冷却金型にも使っている。
グロメットの切り込みを入れる方法として、会社の上司達は剃刀の刃を上下往復させトントンと切り込みを入れることを提案した。長いチューブを後で短く切るのにその方法が取られていたからです。しかし、私は、カッターナイフの刃を回転させて払うように切り込みを入れることに決めてそれで走った。コの字を作っておいて水分を吸わせ柔らかくしてから、きれば、割れてしまうことはなかった。私一人のアイディアと休日返上の労力(当時は何の苦労とも思っていなかった)の産物でした。だから、短期間で出来上がったのです。

また、11ナイロンと12ナイロンのことだが、どう考えたって12ナイロンの物性が11ナイロンに比べて劣っていた。両方とも可塑剤を適当量混ぜて柔らかさをコントロールするのだが、同じ硬さ柔らかさでも破裂強度やキンクテスト(折り曲げの繰り返しテスト)で劣っていた、製品の艶でも11ナイロンの方が上だった。12ナイロンは11ナイロンに負けたのです。当時、そのチューブでコイリングチューブを作った。これも日本で初めてでした。今ではPU(ポリウレタンチューブ)に変わっていますが、エアーを送る天井から吊るされたくるくるコイル状になっているチューブです。当時はマックスエアネーラという会社に出荷していました。コイリングチューブは一週間ぐらいで出来ました。両端を真っ直ぐにする事やコイルにしてからひっくり返すと数倍の反発力になることも、遊んでいて直ぐに気が付きました。

全ての新製品は、営業からは私にこういうものが出来ますか、という、問合せから始まり、私がやりますと言えば客先から試作依頼を受諾したのです。チームで技術を確立したのではありませんでしたし、大体三カ月以内には客先へサンプルを提出した。
IMG_2976.JPGIMG_2977.JPGインフルエンザB型に感染した二人、タミフルを処方されている。体重に依って量が違うようです。

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