(^_-)-☆インドネシアの押出成形 [押出成形]

IMG_5669.JPGIMG_5666.JPG この頃の会社訪問を通して、その会社の方々から大変ありがたい言葉をいただき、涙が出そうになるくらい感謝しています。私がなんとなく自然に受けた仕事が、それらの客先にとってはかなり切実に現地調達したいと考えていて、インドネシア中捜しまくって、出来るところが見つけられない状況の処に私があらわれた、そして物になって現在に至っているのです。
今回の訪問は、新任者の紹介が目的ですが、私は間もなくPT.NPIから離れるという紹介でもあるわけで、どうしても、新任者との話よりも私との話が主体になってしまうのは仕方がないかもしれない、とにかく、長い付き合いをさせていただいているところばかりで、押出の製品は私がインドネシアに現れたから日本や海外から輸入していた物を国内調達するという決断をして私に寄りかかったとい会社ばかりです。私がいなくなればその後が心配、どうなっちゃうの?という会社ばかりです。それほど、押出の仕事をなんでも引受けてしまう日本人はいないのです。
インドネシアの押出成形は軟質硬質PVCの異形、パイプなどは日本人がいなくても技術導入で30年ほど前からできています。その他でできる物は、すべて、装置を日本など外国から導入して、それだけを作ってそれだけを売る、あるいは、自社の製品の部品にする。例えばボールペンの会社が、インクがはいるPPチューブを作っています。男性化粧品会社が、絞り出しチューブを3層で作っています。シート屋さんは勿論シートを作っていますし、袋屋さんはインフレーションモールディングをしています。インフレーションの会社は掃いて捨てるほどあります。特殊だと思うのは電話会社がグラスファイバーケーブルを地下に通すためのHDPEパイプを自社で作っています。かなりの量です。
押出成形といっても、注文を受けて成形する会社が大変少ない。それでも、中華系やインドネシア系で数社ある。しかし、技術水準は低く、日本品質でできるところは無い。しかし、それほどの品質を求めなければ非常に安く購入することができる。日系企業で、現地でOKをくさせるのなら採用できるが、日本で承認をするシステムの会社は、採用は出来ないでしょう。樹脂は製品の大きさや厚さによるが、HDPE、LLDPE、POM、PA、PMMAは客先からの注文は取れません。
ということで、何でも断らないでやってしまうというのは14年くらい前から私、ただ一人です。そして、今回、私の後釜で来た人はどうでしょうか。
PT.NPIの私の後を引き継ぐ人に対しても、それぞれの会社の担当者は、そのことを話し、しっかりやってほしい、と、いうわけですから、プレッシャーは次第しだいに増してくると思う。実際に、訪問先で新しく国内調達に切り替えたいという話が早速出されているが、どう対応をするのでしょうか。
 こういう流れを見ていると、私の決断は間違っていないと確信するようになる。
サンモリッツ周辺の湖で。

    

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