(^_-)-☆改善あきらめ [インドネシア]

 まったく、詳しくない。と云うのも、乗って見る気が無いからである。見る機会はあるし、ジャカルタのガンビールやコタ駅へ人を見送りに行ったことは何回かある。其のたびに、よくこんな列車を使って旅をするなと感心するより、その状態に呆れてしまう。車体はぼこぼこ、落書きは一杯、窓は閉まらないか、開かない、ドアも閉まらないのか、閉めないのか、座席はぼろぼろ、車内は臭いし、ゴミだらけ、これが、長距離列車なのです。鉄道を使って旅をしようと思ったことは一度も無い。車窓からの景色は知らないが、車内でゆったり、気分よく過ごせるなどと云うことはまったく無理な話だと思うからです。
本数が極端に少ないので、線路は物売りが品物を並べて売っているし、周辺の人は洗濯物を干している。勿論、普通の道代わりに行き来している。
また、客車の屋根の上に乗り人は普通に居る。通勤列車が主だが、インドネシア人は乗り物の屋根に乗るのが好きらしい。きっと、自己主張の一つなのでしょう。バスの屋根にも乗りたがる。トラックの荷台には普通に満杯に乗っている。列車もおなじで屋根にのる。そして、閉まらないドアの外に体を出して手すりにつかまっているのも好きらしい。バスもそういう姿がある。度胸を示す手段として得意がっているように見える。
列車の屋根に乗るのは罰金百万円10年の懲役となっているらしいが、後を絶たない。一斉、取り締まりをしても、その時だけ、放水システムを作り、駅の傍に設置し、屋根スレスレに水平に色つきの水を放水するのです。その日一日だけ、屋根に乗る人は居なかった。その日の夜のうちに、その設備は何者かが侵入して壊してしまった。その翌日直したが、もう、その水を掛けられても平気、そんなことで、止めてしまっては、彼らのプライドが許さないらしい。
落ちたり、感電したりして、死ぬ人も後を絶たない。それでも、屋根乗りは止められないらしい。彼らはどう見ても通勤客ではない。仕事へ向かっているのではない。無職の人です。どこから乗ってくるのか、執着までのって、どこかへ消えていて、夕方になると、また、屋根にのってどこかへ帰って行くのです。服装はお粗末、履物はビーチサンダル。
使われている列車は東京で走っていた通勤列車です。ドアが閉まらなくなっている。
鉄道網は、よく、こんな状態で運航しているなと感心するほど、なにもかもが超お粗末。線路はジャワ島に割合多くあるように見える、その他、メダンやパダン、その他、主要都市に少しはあるが、ほとんど、有効では無い。通勤列車と云うたぐいのものはジャカルタ、ボゴール方面にしかない。それも、本数は少ない。列車と云えばジャカルタから出る長距離列車の何とか号と云うものが主で、スラバヤ行きが最長距離だと思う。その他はバンドンとかスマラン行き、一日10往復ぐらいでしょうか。
 とにかく、利用者のモラルが低いので、汚されるし、壊されるし、落書きは絶えなし、車体を綺麗にしても仕方が無い。だからそのままです。新しい列車を購入する気になれない。その上、車との踏切事故が多い。投石などで車体が傷つけられる。直すのも、運航に差し支えない動力部だけである。その他の部分は直さない。

 地下鉄やモノレールは作っても直ぐに落書や傷だらけになってしまうでしょう。ドアが閉まらなくなっても、直さないでしょう。とてもじゃないが、そんなものを作っても、すぐ意味場無くなってしまうでしょう。それが、分かっているから、モノレールは作ろうとしたが、止めてしまった、柱だけ遺跡の様に残っている。地下鉄は計画に留まっている。
IMG_0596-.jpgIMG_0596.JPGコモド付近の今と昔
  
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