(^_-)-☆廃品回収マフィア [インドネシア]

1179 インドネシアのどこもかしこも、分別収集ができないのは何故でしょうか。ゴミ関係、廃棄物関係は、政府、行政は口出ししないのです。口出しできないのです。ユドヨノさんも、知らんふりをしています。
それでは、どんな組織が牛耳っているのか、廃品回収業、廃棄物マフィアです。私たち、外国人では全く知ることができない闇の組織だと思う。もし、彼らが気に入らないことを、企業がすれば、どこかから、多くの人間が湧き出てきて、工場の出入り口の封鎖をされてしまいます。マフィアどうしも縄張り争いが在るし、既得権が在るのです。今までと違う業者に廃品を渡せば、たちまち、デモ隊がやってきて、工場の生産をストップさせられます。新しく進出した工場は、そこのところを十分、慎重に業者を選ばなければなりません。トップで挨拶に来たところに直ぐに任してしまってはいけません。

日系企業は例外なく、ISOの認定を直ぐに受けます。廃品の分別廃棄は常識です。マフィアはそこがおいしいのです。カートンケースや缶やボトルをしっかり分けてくれて、姿が痛んでいないのです。それらを粉砕して原料して別の製品を作ることはしない。其のまま横流しして使うのです。大変、合理的です。余分な手間を掛けずに偽物を詰め込んで市場に提供するのです。多くの日系企業はそういうことに協力しているのですから、一度掴んだ、日系企業を横取りされては、デモをするのも当り前です。

家庭ごみは、ゴミ拾いの末端の人が、ゴミ袋をあさって、そのまま使える物、粉砕すれば再生できるものだけを持って行ってしまいます。生ゴミや汚れた紙やプラスチックは散らかしたまま、残します。彼らは、まだ、夜が開けないうちに住宅地を巡回します。早い者勝ちだからです。

スーパー、コンビニ、町内、サービスエリアなど、どこにも分別ごみ捨て場は有りません。空港などの自動販売機の脇にもボトルの捨て場は有りません。私が思うに、そういうシッステムにすると、必ず、盗まれるからでしょう。マフィアに手を貸すようなものだからでしょう。それほど、マフィアの力は大きいのです。

日系企業のゴミ処理についてはマフィアが牛耳っているのは当然として、再生企業も彼らが握っているのです。日系企業が再生事業に進出しようとしても出来ないでしょう。BKPMから、定款内容に許可を得られないでしょう。エプテもプラスチックや紙の再生原料を作って売ろうなどという会社には許可が出るはずがない。

 洪水の最大の原因はゴミの詰まりです。インドネシアの大問題は交通アクセスとゴミです。大統領もどうしようもない。
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