(^_-)-☆高速鉄道情報 [インドネシア]

 2842 インドネシアの高速鉄道(ジャカルタ、バンドゥン)について、なんだかんだと、書かれているようですが、現状に関して私の印象です。私が住んでいる場所は、チカランCikarangです。ジャカルタから東、40Kmくらいにある、辺りには、日系企業が腐るほど進出している。高速道路や国道など、優先で整備される地帯です。高速鉄道(KC,Kereta Cepat)も、当然、私が住んでいる辺りを通過するはずです。ジャカルタの出発駅はハリム(Harim)で、ジャカルタの南東に位置し、ハリム空軍基地、空港で知られている。日本人はハリム1,2などのゴルフ場があるので場所を知っている人も多いと思う。空港は民間機も使っている。中国の密漁船を爆沈させてしまうことで有名なスシ産業大臣?が、経営するスシエアーもここから、地元のパンガンダランにセスナ機を飛ばしている。

カラワンに次の駅が計画されているはず。ということは、街の方ではなく、高速道路から南の方を通過し、工業団地でいうと、KIIC,スルヤチプタ、ミトラカラワンなどなどのまだ南を通るのでしょうか。かなり、田舎の少し山岳地帯の入り口地帯に駅ができるのでしょうか。町からはアクセス道路がない場所なので、先ず、その買収や工事から始めなければならないでしょう。多分、チカンペックまで行かないで、カラワンティムールから南に向かうでしょう。ジャティルフール辺りで高速道路の東側になるでしょう。そのまま南下し、ワリニWaliniという、本当に、本当に山の中の何もないところに駅を作る。ジャカルタから130Km地点だ。そこから高速道路に沿って、西に向かう、バンドゥンの南のバイパス的高速道路を跨いで、南に終着駅トゥガルアルTegalluarを作る。田圃の真ん中なので、ここまでも道路を作らなければならない。
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この地図のワリニの場所は、違っていると思う、もっと、南になる。バンドゥンにもっと近い。白抜き線が高速道路。私は、この地図のハリムとカラワンのちょうど真ん中辺り、高速道路のちょっと北側です。

私は、この辺りを頻繁に車で走りまわっている。特にカラワンまでは、一月に数回往復している。KCの工事が始まっている気配を一切感じない。関連車両も見たことがない。路線工事の前にアクセス道路を作らなければならない場所が多いはずだが、その気配も全くなし。インドネシア人に、何処を通るのと聞いても、全く、知らないという。ハリム1でゴルフをした人から、ハリム2のゴルフ場が駅の工事の為に閉鎖されているという情報だけ,それが、唯一の関連情報です。

開業、2019年5月?二年半後?100%無理。もう、インドネシア人、誰もがこの話には触れない、半年前までは、このことがテーマの討論会などもあったが、それも、今はない。政府や財界の人も触らない。ジャカルタの地下鉄ニュースは頻繁にやっているが、テレビでも、触れない。工事現場らしい様子がながされたのは、去年の起工式の時だけ、その後の工事の様子や主要人物が様子見なども全くなし。もう、工事が始まらないのではないかと多くの人は思っている。
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そう、元々、このルート自体が、誤り。なんで、バンドゥンなんか通るの?火山の多い山の中を抜けて、その先も、中都市まで繋げるのに、そこまで以上の山の中を通らなければならない。バンドゥンまで作ったとしても、大赤字になることは分かっているはず。その先、チレボンまで作ったら尚赤字が増える。近い、カラワンまでKCを使う必要はないし、ワリニ?それ、何処?ていう感じの山に中のド田舎、ここに駅を作ってどうするの?バンドゥンから車で来て利用する人はいるの?トゥガルアル?何もないところだから、駅を作りやすいと思うが、バンドゥン関連の人達だけの利用、大した人数にはならない。滅茶苦茶怖い、起伏とカーブがきつい高速道路だが、それを使った方が安くて便利のはず。興味本位で最初は利用する人がいるかもしれないが、直ぐに、極端に利用客は減ると思う。ジャワ島縦断高速鉄道でバンドゥンを通ることが大間違い。工事費も平地の何倍も掛かるはずだ。バンドゥンからチレボンまで繋げたら、なお、大赤字を覚悟しなければならない。それが、証拠には、バンドゥンからチレボンまでの高速道路はないし、作らないでしょう。
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この地図は、日本に依頼しようという話がある、中高速鉄道、時速150~200Km。スラバヤまでのルートは、バンドゥンを通らないで、北の平坦な田園地帯を通る。(一部の報道では、中国が受注したルートと同じようにバンドゥンを通るように書かれているが、それは、間違いです)このルートが正解。現在の鉄路をそのまま使えるので、複線化と高架化を重点工事になる。(現在の線路はほとんど、高架がないし、細い道が下をくぐるようになっていないので、日本が引き受けるなら、ぜひ、踏切をできるだけ無くしてほしい、それが、安全性とダイヤ通りの運行できる第一条件だから。)
第一、競合の空路もスマランとスラバヤにしか飛行場がない。工事アクセス道路もほとんど作る必要はない、高速道路はすでに、チレボンの先、中部ジャワに入っている。この高速道路は何回か走ったことがあるが、全く平坦、トンネルは全くなし、その先、スラバヤまで、トンネルを作ったり拡張したりする必要もない。なんで、高速鉄道もこのルートにしなかったのかなと思う。
経費は、バンドゥンまでは145KM,こちらはスラバヤまで700Kmだが、工事費は半分以下、採算は絶対、合う。この路線なら、政府保証を必要ない。日本企業になら、銀行も積極的に投資するでしょう。

ジャカルタ近郊の通勤列車の多くは日本からの中古をそのまま使っている。非常に人気がある。そのまま使えるには、レール幅が、日本規格の狭い軌道になっているからです。元々、インドネシアの鉄道網は日本が占領した時に新たに敷設した路線が多いのです。インドネシ国民は日本が手伝ったとなれば、無条件で安心するのです。バンドゥンまでの高速鉄道のことは、もう、無視して、次の手伝いのことを考えればいいと思う。私は、むしろ、中国に持っていかれてよかったと思っている。厄介払いをしたと思っている。私は、中国に発注した時から、そう、書いている。中国は、貧乏くじを強引に引いて喜んでいたのに、今になって、気が付き始めたようだ。


タグ:高速 中速 頓挫
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