(^_-)-☆特殊な支払い方法 [異常]

1050 今日のインドネシアはデビッド ベッカムLAGで大騒ぎ。インドネシアのナショナルチームとブンカルノ競技場で練習試合をするとかで、彼の来イからテレビカメラが追っている。
月末なので装置の代金の約三分の一138JUTA(120万円)を送金した。
インドネシアであるいはインドネシアから装置や機械を買うときには現金と交換が原則ですが、場合によっては信頼が深まれば、前金(準備金)を払う事例も多い。日本と比較すれば、こんなに安くていいのと云うくらい安いのですから、そのくらいのことは、私は当り前だと思う。インドネシアの零細企業を引っ張ったり後押しをしたりするには資金的にも少しくらいは優遇してやりたいと思っている。
私はそう思っているのだが、日本企業、日系企業の購買担当者はそんな事を云っていられない。15年もインドネシアにいれば日本での日本企業の支払い方法は本当に特殊だと思う。手形などという支払方法は日本独特だと思う。何カ月か過ぎてから初めて現金と交換できるのです。早く現金が欲しければ、銀行へ行って期限までの利息を引かれた現金を受け取るのです。それを、手形を割ると云うのです。その場合、もし、その手形をで払った会社がその分のお金が期限に当座預金に入っていなければ、不渡り手形と云うことで、割って現金を得た側が全額、割った銀行へ帰さなければなりません。割った時、その手形の保証人になったと同じ事です。
手形で受け取るので、手形で払うのがお互いさまと云うか、そういう流れになるのです。それで、日本の会社は営まれているのです。ごく少数の優秀会社は手形で払わないで、現金で払うがしっかり割ったときの利息は引いて払う。ちゃっかりしてものである。下請けを助けようと云う気は小指の爪の先程も無い。銀行で割るよりも引く利息は高めにして、自分が高利貸しのようなことをして儲けようと云うのです。

私は、独立以来、社長を止めるまで、自手を切ったことは一度もありませんでした。それどころか手形帳を銀行から買ったこともありません。ただし、10万円以上の支払いは手形で受け取っていたから95%以上は手形でした。原料などの支払いは廻し手形と云って、受け取った手形の裏に裏版と云って一種の保証人になる印を押して支払っていました。残った手形は銀行へ預けます。期日が来れば当座預金に現金が入ります。廻し手形は、支払ってくれる客先もそういう方法を取りますから、裏に何社もの裏版が押してあり、押す場所が無くなると紙を追加して押します。ということは最期に現金化する会社は保証人が何社もあると云うことですから、自手よりも廻しの方が安全だし、裏版が多いほど、より安全だと言えます。廻すことができる会社は余裕があると思われるのです。余裕が無ければ受け取った手形を割って現金にし、自手を切って支払いは何カ月後かにするのです。

手形以外に月末締めの翌月末払い、というのが在ります。極端なことを云うと、12月1日に売ったお金は1月末に三カ月の手形で支払われます。ということは何もしなければ、現金が自分に入るのは4月末です。なんと5ヶ月先でないと現金が入らないのです。
昔、台風手形と云うのがあった。210日(7ヶ月)の手形です。
すごいと思いませんか、それで、日本の会社の多くは回っているのです。日本で会社を手伝い始めて、何も変わっていないなと思った。
前払い?検収後即現金払い?太田さん、何を云ってるんですか。と云われてしまった。
IMG_2274.JPGIMG_2273.JPGインドネシアのリッチな風景
  
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