(^_-)-☆旧態依然 [思うこと]

 1707 日本の製品は半年過ぎれば新しい商品が出て、その前の製品はモデルが古いものになる、と、一昔前、二昔前には言われていた。当時はモデルチェンジの速さを誇っていた。しかし、日系企業は今もその間隔か、それより、変革が遅い。
中国の今は、どんどん、新しい商品が生まれる。限られた何社かではないので、国のあちこちから商品が生まれているし、改良されている。半年などとのんびりしていない、毎日、どこかで、新商品が生まれていて、今までの商品は、叩き売りをしなければならなくなる。
日本企業が売りたいと思うモデルのテストをしている間に、何種類もの新しいモデルが、登場して、売り出しOKになったころは、古いモデルになってしまっている。

製品の色についても、本当に戸惑いを感じる。色を変えたり、艶を変えたりすることは、金型の出口形状も変えるということになる、要するに原料を変えることと同じで、金型もそれなりに作り直さなければならない。仕事を受ける時に、その事は、言っておき、だから、最初の色から変えないでほしい、と言っておく。しかし、サンプルを出した後、この色にしてほしいという話が必ず起きる。その原因の多くは、インドネシアの私のところだけでなく、日本のどこかでも同じ製品を作らせていて、そちらの製品の試作サンプルの色が、違った色でできてきて、それに、インドネシアも合わせてほしいということになる。間違えているのは日本の下請けなのに、その間違えた色を優先して、合わせてほしいと言う。逆にしてほしいものだ。というのは一例だ。

最初、見積もり依頼があって、見積もりをインドネシアの会社に出す、それを日本本社に送って評価をしてもらう、高いから、値下げをと要求される、それから何度か折衝をして、価格がOKになって、試作依頼がある。金型や原料の手配をし、試作品を出すのに最低、一カ月かかる、色合わせが有れば、二週間以上余計掛かる。
インドネシアの会社に提出したサンプルを日本へ送り評価をしてもらう、その返事が返ってくるのが、提出してから一カ月かかる、それから、寸法や色など、何らかの変化を求められる。こちらは、そのための試作準備と試作に一か月近くかかる。それを二回繰り返して、OKになるとしても4カ月かかる。出す。その評価が一か月以上掛かる。見積もり依頼が有ってから、半年以上だ。それでも、客先の日系企業は急いでいないように感じる。のんびりしていると感じる。
昨日書いた、テスト、寸法チェック、色やつやなどの評価、テスト結果が全部、申し分ないと判断できなければ、その欠陥を徹底的に追及し、不具合原因が分かって、その原因を消すことができたと確認するまで、市場に出さない。之が日本式、中国式は多少不具合が見つかっても、売りに出してしまう。日本の市場のように、不良品に対し、厳しい、しっぺ返しは少ないからだ。また、二三カ月もすれば、改良製品を、売り出すからである。

日本国内は、ハンドハーンなどガラパゴス(ガラケー)なら、一部を除いて、日本スタンダード全体が、ガラパゴスになっている。

それでも、最近になって、インドネシアの中の日系企業には。現地人スタッフの意見を取り入れて、インドネシア向けはインドネシアンスタンダードにし、日本向けだけジャパニイズスタンダードにし、それ以外はインターナショナルスタンダードで売り出す企業も少しずつ現れている。いわゆる、ダブルスタンダードを採用するのです。そうしないと、海外では競争をすることができないからです。
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 SBYがデルタマスからデルタシリコン3付近にやってきた。警察の機動部隊の警備はおそらく、1000人近いのではないかと思うほど、大袈裟なものだった。厳重過ぎて、撮影もしにくい。
  

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