(^_-)-☆押し込む [仕事]

 2276 50年の間に何回、押しこんだでしょうか。強盗ではありません。何をでしょうか。多分、数百回は押し込んだと思う。ホッパーの上から樹脂を押し込むのです。今日久しぶりに押し込んだ。プラスチックの押出機を扱った人は、経験があると思う。樹脂が入って行かない時があるのです。そういう場合は、棒で押し込むのです。力いっぱい、体重を掛けて押し込むのです。
大学を出て、就職し、三カ月後くらいに、押出部門を手伝うことになり、早速、他の人が押し込んでいるのを見て、交替して押し込んだのが最初でした。
初歩の知識です。何故、スクリューが回っているのに、樹脂が入って行かないのでしょうか。スクリューが回っているのに入って行かないということは、シリンダーの中は隙間だらけです。供給部でスクリューと一緒に樹脂も回ってしまっていているのです。邪魔物があるのです。その邪魔物は、樹脂です。いつのことかは分からないが、供給部で溶けてしまった樹脂がスクリューにへばりついて、スクリューと一緒に回っていて、前に進んでいないのです。そこに、新しい樹脂を送りこんだ時にその樹脂が邪魔をして空回りをしているのです。

その固まってくっ付いている樹脂を取らなければなりません。一番確実な方法は、スクリューを抜いて、スルリュー、シリンダーを磨くことです。それをするにも、抜く前にすることがあります。抜きやすくするために、できるだけ、中の樹脂を少なく巣ろことです。洗浄剤を使ったり、溶けにくい樹脂の粉砕品などで、少しでも、綺麗にしておくといい。スクリューを抜かないで、取る方法は、コツがあります。ホッパー口を塞いで、温度が逃げないようにして、供給部の温度を上げて、溶かします。溶けたころ、樹脂を流し込みます。RPMを上げて、投入した樹脂が溶けない状態で、引っかかっている溶けた樹脂を押し流します。出来るだけ、勢いよく、です。その時、棒で樹脂を押し込みます。早く、押し込まないと、溶けてしまって、それが、また引っかかってしまうからです。

  供給部の温度を下げて、樹脂がそこに留まっても、溶けない温度にします。供給部の樹脂は溶融部や計量部ので、溶けている樹脂を押す役目をしているからです。樹脂がスクリューと一緒に回っては、前に進みません。スルリューの表面で滑りながら前に進んでいるのですから。

  負荷が高くなり、スクリューが回らなかったり、ブレーカーが落ちたりして、樹脂が送られない場合は、これとは別の問題です。
IMG_2066.JPG
http://otaenplaext.net/newpage63.html
IMG_2069.JPG
ゴルフに行く道とほとんど同じですが、次の交差点で左に曲がります、真っ直ぐ行けばゴルフ場です。


タグ:供給 圧縮 溶融
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0