(^_-)-☆原料の知識 [押出成形]

 2614 日曜日、20年以上前には、ほとんど、毎週 囲碁の対局を見ていた。そのNHK杯対局を久しぶりに見た。碁会所や公民館の囲碁クラブにも通っていた。囲碁と言えば、韓国の棋士が人工知能に三連敗後、一勝した。それはそれでしょ、チェスも将棋もとっくの昔に、コンピュータに負けているし、囲碁もそろそろかな、と思っていたが、やっぱりということでしょう。今でなくても、今年中には、中国や日本の棋士とも対戦して、全勝してしまうのでしょうね。

現在使っている原料は、PC、PP、PE、PS,PA、エラストマー、PVC、ABS、PVCだけは国内3社から、購入している。そして、PCはナアチュラル一種類と光拡散剤入りで三種類、PPはホモとブロックの二種類、PEはHDPEとLLDPEとLDPEの三種類、PSはGPPSとHIPSの二種類、PAはN11とN12とN6の三種類、エラストマーはPP系の一種類、ABSはナチュラルの一種類、すべて輸入品を使っている。原産地は、日本、シンガポール、韓国、中国、それとフランスです。如何ですか、何が何だかわかる方はいますか。私の仕事の基本中の基本のことです。先ほど、ハナタカ3割何とかという番組を見たが、こんなことを知っている人は、1割もいないと思う。

それらを輸入するのだが、まず、適当な商社を見つける、あるいは、選ばなければならない。どこのするのか、日本人なら、日系の商社の日本人に相談するでしょう。私も最初はそうした。当然、私が求める原料に関しては、知らない。知らないものをいちいち説明しなければならない。どんなことを話すかというと、先ず、射出の原料を大量に扱っていることは、知っているでしょうから、それらの原料はダメで、押出用の原料を求めている、と、話す。そちらが付き合っている原料メーカーのカタログを見れば、射出用、押出用、ブロー用などと、表の上の方に書かれている。その押出用の中から、先ず、ナチュラル(自然色でガラス繊維などの混ぜ物をしていない)で、MIあるいはMFI(メルト フロー インデックス melt flow index 溶融粘度)が、出来るだけ小さいグレードを使う。5以下が良い。射出の方を見れば、25とか30とか、と、書かれているはず。ブロー用を見れば、押出と似ている。もし、区別していない、あるいは、低い数字のものがない場合は、一番小さい数字のグレードの見積もりを頼むことになる。それだけ、話しておいて、当然、わたしのほうが、そのほかのメーカーの押出原料の種類を知っているのだから、その商社が扱っていないメーカーの希望するグレードの指定をして、見積もりを出してもらう。どうでしょうか、ハナタカさんは、0,1%以下でしょうね。

日本人が相手なら、知っていなくても、説明すれば、何とか分かってもらえるが、さて、最低ロットの話になると、こちらも、言いにくい。彼らにとっては、面倒なくらい少ない量だということは、分かっているからだ。毎月1トン以上使うことはまずない。押出用の原料は、射出に比べて高い、それも、小ロットだから、輸入価格も高くなる、それは、仕方がないこともわかっている。

これらのことを、私ではなく、インドネシア人の購買関係者がインドネシア系の商社に説明し、依頼することは、全くできない。どちらも知らないことだからである。しかし、私が彼らに任せると、あたかも、何もかも知っているように話すし、依頼する。とんでもない結果になる。
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丸子から安倍川を渡って市街地に入るときに、いくつかの橋を通る。その内の一つ、入るときと出るときの景色。 

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